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3.金型技術科開設に向けて ① 教 科系基礎学科機械工学概論、工作機械、電気工学概論、NC工作概論、生産工学概論、力学、機械材料、プラスチック材料、製図、機械工作法、測定法、安全衛生等専攻学科切削加工法、研削加工法、金型工作法、精密加工法、品質管理、熱処理、プレス機械、プラスチック成形機械等系基礎実技PC操作、製図、安全衛生作業法等専攻実技測定けがき作業、NCプログラミング実習、切削加工実習、研削加工実習、機械加工実習、精密加工実習、手仕上げ実習、金型設計実習、プレス金型製作実習、プラスチック金型製作実習、職場実習(インターンシップ)等その他社会、体育教科の科目平成17年平成18年平成19年4月⑩第1回生 入校機械加工における基礎的な技能及びこれに関する知識の修得汎用工作機械、NC工作機械等による各種切削加工及び研削加工並びに特殊工作機械による精密加工及び非切削加工における技能並びにこれに関する知識の修得オリエンテーション、講話等宮古金型研究会、宮古市、宮古市商工会議者から岩手県へ金型関連科設置要請②岩手県・審議会による検討・審議・了承③厚生労働省との協議④カリキュラム・設備機器検討⑤訓練科名検討・決定⑥学生募集⑦選考試験実施⑧年間教育予定・時間割作成⑨企業実習計画作成内容332H176H170H796H86H訓練時間数詳細合計508H996H86H1Hは45分表1 金型技術科の設立・開設までのスケジュール表2 カリキュラム概要⑴ 訓練内容て,離転職者再就職促進訓練(195名),若年者就職促進訓練(32名),障害者の態様に応じた多様な能力開発(11名),母子家庭の母等の能力開発(10名)を行っている。 2節で述べたように,平成17年度以降,宮古高等技術専門校の新規学卒者訓練の定数は自動者システム科のみとなっていた。さらに,近年では岩手県は積年の課題として宮古地域を含む沿岸・県北エリア振興(産業振興などを含めた総合的発展)を進めている。また,平成17年度は第7次岩手県職業能力開発計画(平成18~22年度)において,県立職業能力開発施設再編整備計画の策定時期でもあり,1節に示した宮古金型研究会を中心とした,宮古市,宮古市商工会議所が岩手県に対して行った「宮古高等技術専門校の金型関連科設置要望」が県立職業能力開発施設再編整備計画に盛り込まれた。 表1に,宮古高等技術専門校への金型技術科の設立・開設までのスケジュールを示す。 ここに示したように,平成17年2月に岩手県への設置要請(表中①)がなされてから,開設まで,およそ2年の期間を費やし,平成19年4月に金型技術科が開設となった。この間,地元企業からはさまざまな意見が寄せられた。それらを,下記のように⑴2訓練内容,⑵訓練期間,⑶訓練対象,⑷目指すべき修了生像および⑸その他の5項目に分類した。 ① 次世代技術についても教える ② 会社による企業ニーズが異なるので幅広く教 ③ 微細加工に対応できる人づくりを行う ④ 地域の産業構造や取り巻く状況を教え地元定 ⑤ 図面が読めて・描けて設計ができる ⑥ 工作機械および成形機の基本的な知識を知っ ⑦ CAD・CAM・CAEを使いこなせる ⑧ 金型構造を理解し,設計・加工ができる ⑨ 成型材料(樹脂材料,金属材料など)についえる着を図る(地元学)ている(使い方,原理)技能と技術

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