5/2009
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5.踏力測定データの表示例と検討 天井クレーン運転の訓練終盤の訓練生を被験者と 4.実験コース 踏力データの測定は、走行方向で図7に示すよう4.実験コースに地点Aを出発点としB地点で停止する全長9mのコースで行った。荷振れは、ロープ長など荷役条件 踏力データの測定は,走行方向で図7に示すようによって常に変化するため地面と荷の下面との距離に地点Aを出発点としB地点で停止する全長9mのを2mに設定することで一定のロープ長(約5.5m)コースで行った。荷振れは,ロープ長など荷役条件を確保した。 によって常に変化するため地面と荷の下面との距離 を2mに設定することで一定のロープ長(約5.5m)を確保した。して実験を行った。訓練時には、図4に示すような5.踏力測定データの表示例と検討フォームに踏力の測定データが表示される。被験者がどのようなブレーキ操作をしているのか、ひと目 天井クレーン運転の訓練終盤の訓練生を被験者とで観ることができ指導員、訓練生双方が確認しながして実験を行った。訓練時には,図4に示すようなら訓練を進める。 フォームに踏力の測定データが表示される。被験者今回、一例としてテキスト形式で保存した踏力デがどのようなブレーキ操作をしているのか,ひと目ータを表計算ソフト(Excel)を利用して作成したで観ることができ指導員,訓練生双方が確認しなが図に基づき説明をする。 ら訓練を進める。 今回,一例としてテキスト形式で保存した踏力データを表計算ソフト(Excel)を利用して作成した図に基づき説明をする。 図8は,訓練生U君,I君の踏力測定データについてそれぞれ2回分を表示している。いずれも出発点Aよりスタートし地点Bが近づくにつれブレーキ操作を開始し約9秒後に地点Bで停止している。ブレーキ動作の開始時間がU君はスタート後の約4秒図7 実験コース 図5 VBによる通信設定プログラム図5 VBによる通信設定プログラム 図6 VBによる踏力の受信プログラム図6 VBによる踏力の受信プログラム 図7 実験コースいる。また、ブレーキ踏力の強弱についてもほぼ一定の動作をしていることが分かる。 '///////// RS232C通信設定 /////////////////// '///////// RS232C通信設定 ///////////////////Private Sub Form_Load() Private Sub Form_Load() MSComm1.CommPort = 1 MSComm1.CommPort = 1 MSComm1.Settings = "9600,N,8,1" MSComm1.Settings = "9600,N,8,1" MSComm1.Handshaking = comNone MSComm1.Handshaking = comNone MSComm1.RThreshold = 13 MSComm1.RThreshold = 13 MSComm1.InputLen = 0 MSComm1.InputLen = 0 MSComm1.PortOpen = True MSComm1.PortOpen = True MSComm1.InputMode=comInputModeText MSComm1.InputMode=comInputModeText '///////// RS232Cによる通信 /////////////////// Private Sub MSComm1_OnComm() Dim FF_data As Single Dim ret1 As Integer Dim bai As Integer MSComm1.Output = "s" '100msec * N=150回計測 = 15sec If R_CNT >= 151 Then Timer1.Enabled = False ret1 = MsgBox("150点計測を終了… 保存/消去クリック", vbOKOnly, "計測終了") Exit Sub End If 'Timmer割り込みを受けるとR_CNTの値が+1 If MSComm1.CommEvent = comEvReceive Then Dim bytearray() As Byte Dim readbytes As Integer readbytes = MSComm1.InBufferCount bytearray = MSComm1.Input ’PICより送信されたデータを受信、テキストに表示する。 Text11.Text = Mid(bytearray, 8, 4) R_CNT = R_CNT + 1 FF_data = Val(Text11.Text) 図8は、訓練生U君、I君の踏力測定データについてそれぞれ2回分を表示している。いずれも出発点Aよりスタートし地点Bが近づくにつれブレーキ操作を開始し約9秒後に地点Bで停止している。ブレーキ動作の開始時間がU君はスタート後の約4秒後、またI君は約5秒後とそれぞれで一定していることより、その踏み込みを開始する位置も一定して定用フォームを示す。その画面中心には測定したデータを表示するグラフを配置する。踏力の測定は,100msec毎に15秒間、150点のサンプリングを行コマンドボタン「測定開始」のクリックで始まりう。表示は、最大で4回分のデータを同時に表示す100msecごとに15秒間,150点のサンプリングを行ることができる。また、コマンドボタン「保存」は、う。表示は,最大で4回分のデータを同時に表示す表示したデータをテキスト形式で保存する。「データることができる。また,コマンドボタン「保存」は,読出」は保存しておいたデータを読み出すことがで表示したデータをテキスト形式で保存する。「デーき、例えば熟練者のデータを表示することでブレータ読出」は保存しておいたデータを読み出すことがキ操作具合の比較が可能になる。また、「データ消去」でき,例えば熟練者のデータを表示することでブは、グラフ表示されているデータの消去などの機能レーキ操作具合の比較が可能になる。また,「デーを有している。 タ消去」は,グラフ表示されているデータの消去な図5、図6は、VBで作成したシリアル通信設定おどの機能を有している。よび踏力データの受信プログラムを示す。  図5,図6は,VBで作成したシリアル通信設定 および踏力データの受信プログラムを示す。24技能と技術

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