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5.習得度測定4.入所・募集・習得度測定⑴・習得度測定⑵図1 訓練課題確認シート・組込み型マイクロコンピュータ制御技術・C言語による組込み型マイクロコンピュータ制御技術・RTOSを用いたリアルタイム処理プログラミング←習得度測定⑶ 前述のとおり,生産部門の多い栃木県では,鉛フリーはんだ付け技術に関して,環境問題への対応,それに対応できる製造技術者の育成が急務で,在職者訓練でも多くの受講者が訪れている。当科においても就職先の間口を広げるための1つとして実施している。 募集は,施設パンフレットのほかに,コースのリーフレットを作成し,職安等に設置した。また,センターで毎週木曜日に行われる訓練説明会においてもリーフレットを配布した。そのなかでの見学では,指導員が作成した実際の訓練課題等を見せ,いったいどのようなスキルが身に付くのか,どこまで身に付けられるのかを明確にした説明を行った。 入所は,不況下前,現在のような雇用情勢になる前の昨年9月の初めての入所から定員をはるかに上回る応募があり,現在も続いている。 受講生の平均年齢は35歳くらい,男性が65%,女性35%。 前職,組込み系制御系プログラマーはなし。業務系プログラマー2割,回路系設計・製造1割,その他製造4割,事務・サービス(営業含む)2割程度である。14(その他) 訓練終了後補講として希望者に以下の支援を行っている。・電子機器組立のための鉛フリーはんだ付け技術・資格取得に向けたアドバイス等 3項,カリキュラム内に示したが,前半3ヵ月終了,後半3ヵ月終了時期の「応用課題」のユニットにおいての確認と,デジタル回路設計技術終了時の「PLD設計(回路・検証)」のユニットの合計3回実施している。 測定課題は,いずれも学科ではなく,実習課題を実施している。当センター独自で作成した課題である4)。これにより,受講生の習得度を確認し,以後の訓練展開の仕方や受講生個別のフォロー,支援を行っている。 「PLDによるデジタル回路設計作業」 回路図入力,テキスト入力(VHDL)での設計作業。組み合わせ回路,状態遷移図を用いた順序回路の設計作業。特に,VHDLの習得度は3ヵ月単位で測定しにくいため,このシステムのみスポットで測定している。 「マイコン制御システム構築作業」 マイコン制御技術の要素を含み,マイコン周辺回路設計技術,訓練で使用した機器で対応可能な,温度センサを入力としたH8マイコンによる小型モータ制御システム構築実習。製品としては,エアコンや炊飯器などを想定している。技能と技術

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