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3.生産工程管理技術科の訓練内容内30社程度ダのキャリア・パス(図6) 調査を行ない造業において先のュラ、「再就職した5年後の姿を見据えた目標(「ターゲット」と呼ぶ)」編成を考える場のリーダクのニーズがあ造現場のリーダになるまでの経験年数 の観点で調査員を経て作業リーダになる比率は54%と非常に高いが、中途採用になる比率(34%)も高い(30社ヒアリング調査による)。 ーダになる比率はすくない。 なりリーダクラスの職務に就くことは難しい。しかし、作業経験年以内に作業リーダになる比率は73%あることが分かりました。 でも製造現場を希望する場合、すでに工具・機械の前提知識もあ非正社員であるがゆえに習得できなかった企業内の組織の関連性連知識・モノと情報の流れについて学ぶことに集中することで、製よび作業ゲットのれるのでた。製造ない知識識・技能)一般知識る知識・者に集中立てれば、」への最かと考え、しましたゲット」スタッダです。 の周辺に人々がらの日本ンピュけにはターゲッ職種が存ます。図図5 教育訓練を実施する際の問題点 図6 製造現場のリーダのキャリア・パス 図6 製造現場のリーダのキャリア・パス図7 OFF-JTの知識を職業訓練で習得する図7 OFF-JTの知識を職業訓練で習得する 5/2009図8 当科の再就職イメージ ことは難しい。しかし,作業経験を経て,入社5年以内に作業リーダになる比率は73%あることがわかりました。 製造経験者が再就職でも製造現場を希望する場合,すでに工具・機械の前提知識もあるものと考えれば,非正社員であるが故に習得できなかった企業内の組織の関連性や業務知識・IT関連知識・モノと情報の流れについて学ぶことに集中することで,製造現場への再就職および作業リーダといったターゲットの実現を有利に進められるのではないかと考えました。製造現場でしか学べない知識(OJTで習得する知識・技能)と,そうでない一般知識(OFF-JTで習得する知識・技能)に分類し,後者に集中して職業訓練を組み立てれば,「製造現場のリーダ」への最短経路が可能になるかと考え,カリキュラムを検討しました(図7)。 当科の目指す「ターゲット」は製造業の生産管理スタッフや組立現場のリーダです。 しかし,ターゲットの周辺にはさまざまな仕事をする人々が存在します。これからの日本のものづくりにはコンピュータの利用しないわけにはいきません。ここでターゲットを補助する業務・職種が存在することに気づきます。図中の中でシステムを販売・開発したり,IT化推進をする過程で現場と開発業者の仲立ち・窓口となる人材の育成が可能であろうと考えています。当科はこれらの職種・業務をターゲットとして定め,再就職を目指すカリキュラムを考えました(図8)。 図9は将来製造現場のリーダに上がるための知識・技能を,OJTとOFF-JTで学ぶべき知識として,カリキュラムの範囲を検討した資料です。 さらに多品種少量生産に対応できる人材確保に強い危機感が製造業の中にあるのを感じました。従来からのフォード型生産方式・MRP生産方式といった昔からある生産方式,トヨタ生産方式・セル生産方式といった日本独自の生産方式のそれぞれの長所・短所を理解し,つくるものに適したしくみを判断し,アレンジできる人材がこれから必要だと考えました。 さらに,現場では製造作業や品質確保のためにいくつかの「小さなコンピュータシステム」が動いています。小規模なシステムは,できるだけ自分たちでできるような能力が身に付くよう,システム開発が学べるカリキュラムも検討しました(図10)。 現在の訓練カリキュラムを示します(図11)。◦IT活用技術◦生産管理と作業の標準化◦携帯端末による入出荷システム構築実習◦現物管理業務のシステム化実習◦PC制御システム実習◦作業支援システム ※訓練期間は各1ヵ月,合計6ヵ月9

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