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3.ジョブ・カードを効率的に交付するための訓練の募集期間の後半から入所選考までの間は相談の申し込みが集中し,ハローワーク巡回の能力開発支援アドバイザーでは対応が困難となった場合は,愛知センターの「能力開発支援コーナー」や「ヤング・ジョブあいち」へも相談者を誘導して対応することとした。 また,一部のハローワークでは,庁舎スペースの関係で能力開発支援アドバイザーの席が確保できないため,相談曜日を決めて会議室等のスペースを確保していただき,愛知センター能力開発支援コーナー所属の能力開発支援アドバイザーが出張して相談する体制とし,機動的に対応することとした。 委託訓練活用型デュアルシステムの受講希望者に対しては,ハローワークの窓口においてリーフレットに基づきジョブ・カード制度の説明を行うとともに,巡回の能力開発支援アドバイザーへ全員誘導されることとなった。 1人の相談者に対し,ジョブ・カード制度の説明やジョブ・カードの作成指導だけで30分から40分を要し,能力開発支援アドバイザーがジョブ・カードを交付するまでに至る相談回数(1回の相談時間は1時間程度)は2~3回を要した。加えて,平成21年1月開講の訓練コースからは,募集要項で「原則として,訓練申込み日までにジョブ・カードの交付が必要」としたため,募集締切日までにすべての対象者に対してジョブ・カードを交付することは困難な状況となった。 この状況を改善するため,愛知センターで毎月の委託訓練募集期間に5回(愛知センターで4回,豊橋で1回)開催する職業訓練説明会(毎月500人前後の委託訓練受講希望者が出席)において,ジョブ・カード様式を配布し,制度説明および作成指導を行い,ハローワーク巡回の能力開発支援アドバイザーの負担軽減を図った。 また,愛知労働局と協議して,訓練申込時までにジョブ・カードが交付されていない場合であっても,申込者に対してジョブ・カード作成への取り組みの確約をお願いすることで訓練の申込を受け付けることとし,入所選考日までにジョブ・カードの交付を受けるよう促すこととした。 この結果,1月以降の訓練コースにあっては,ほぼ100%の受講申込者が入所選考日までに登録キャリア・コンサルタントによるキャリア・コンサルティングを受け,ジョブ・カードの交付を受けている状態となった。 愛知センターでは能力開発支援アドバイザー連絡会議を毎月1回開催し,ジョブ・カード交付に係る各アドバイザー等の取組状況について情報交換を行33.1 委託訓練活用型デュアルシステム受講希望者への対応キャリア形成支援コーナー3/20093.2 能力開発支援アドバイザーの資質の向上相談風景取り組み

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