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5.地域交流の推進 2004年8月12日には,(財)沖縄県産業振興公社が主催した「小規模産学連携モデル事業-おきなわ産学連携マッチングプラザ-」が開催され,沖縄能開大も同公社からの要請に応じて2件の技術シーズを発表した。これを皮切りに,毎年沖縄県の産学官連携事業に参加するようになった。 2008年12月3日には,沖縄産学官連携推進協議会議,沖縄ブロック地域科学技術振興協議会および(財)沖縄県産業振興公社等の6組織・機関が主催した「沖縄産学官イノベーションフォーラム-2008-」が沖縄産業支援センターで開催された。沖縄能開大からも筆者と嶺也守寛先生がそれぞれ「RFIDによる児童安全管理システムの開発」と「脳卒中片麻痺者の短下肢装具設計」を技術シーズとして発表し,また,技術シーズパネルコーナーにも10件を展示した。出品した件数は琉球大学の次に多く,会場では産学官各界の方々の期待と注目を集めた。 沖縄能開大は,広く県民に学校名の浸透と,ものづくりの大切さを知ってもらうことを目的に,毎年沖縄ポリテックビジョンの開催と県内各種イベントへの参加に力を入れている。 「沖縄ポリテックビジョン2008」は2008年11月9日に開催された。これは2006年度から連続3回目の開催となっている。今回も屋良校長と岡本副校長が新聞社訪問を通じて県民の参加を呼び掛けたこと(写真5)や,職員が各企業団体・学校等へ広報活動を行った結果,来場者は2007年の2,766人を大きく上回り,3,648人となった。「沖縄発,ものづくり・人づくりの波」をテーマとした「沖縄ポリテックビジョン2008」の内容は,「記念講演」,「作品展示」,「ものづくり体験コーナー」,「学生によるエイサー披露」技能と技術   写真3 ライン同期型パイプ穴あけ装置(2004年9月8日沖縄タイムス朝刊)  写真4 鶏卵自動販売機特集(2006年10月15日沖縄タイムス朝刊)42  写真5 新聞社訪問(2008年11月3日沖縄タイムス朝刊)

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