3/2009
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感がわかる-質感がわかりにくい」「内容がわかる-内容がわかりにくい」である。 次に,評定用プレゼンボードの最適な画面レイアウトと機能性を決定するために画像サイズ,Mapの位置,ボタン操作位置の操作性を検証するために一対比較法を用いて事前実験を行った。 なお,この形容詞語句の選定および機能性の検証実験に参加してもらった被験者は学生男女各5名計10名である。その実験結果を以下に示す。 テレビサイズ,シネコサイズ,ワイドサイズおよびビスタサイズのすべての組合せで,「使いやすさ」「見やすさ」でウォーク・スルー操作を伴う評価実験を行った。その結果,図2に示すようにワイドサイズが使いやすさと見えやすさ共に優れているためこのサイズを採用した。画像表示サイズは縦:横=1:1.78である。 制御操作ボタンの配置位置を上,下,左および右のすべての組合せで一対比較を実施し,「使いやすさ」「見やすさ」で評価を行った。その結果,制御操作ボタンの配置位置は下部配置>右部配置>左部配置>上部配置の順で操作しやすいことが判明し,下部配置を採用することにした。その結果を図3に示す。 ウォーク・スルー時の現在位置確認マップの配置位置の「見やすさ」「確認のしやすさ」について評定を実施した結果,案内図配置位置は左配置より右配置の方が見やすいことが判明した。 画面レイアウト構成は,パソコンの操作性を考慮して画面サイズはワイドテレビサイズを採用し,Mapの位置は右に,画面移動ツールの位置は下の位置に配置することにした。 本評定のためのプレゼンボードを5種類作成した。 評定対象プレゼンボードは従来型の紙媒体のプレゼンスタイル(図4),従来型のプレゼンボードをPC画面上の静止画像に置き換えたプレゼンスタイ26ル(図5)。PC画面上でその静止画像からメーカの詳細情報にリンクできるプレゼンスタイル(図6)。インターネット上でインテリア空間をウォーク・スルー等の疑似体験を可能にしたプレゼンスタイル。技能と技術⑴ ウォーク・スルー画像表示サイズ比率⑵ 制御操作ボタン位置⑶ 現在位置確認マップ位置2.2 評定対象プレゼンボードの作成図2 適切な画像表示比率図3 制御操作ボタン位置図4 評定番号1プレゼンスタイル

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