図6 支援システムの例<参考文献>ばよいかをアイトラッキングの情報で教える。・点検動作は,動画で提示する。・振動や熱に関しては,振動波形や音,およびサーモ情報などが表示される。AR(拡張現実)などは,上記のようなオペレータに細かい情報を提示できない。また,OFF-JTとしては,e-Learningシステムがあり,新人オペレータの育成や中堅オペレータの知識向上を短期間で行うのに活用できる。また,じっくり育てたい日本型オペレータと違って辞める頻度の高い海外オペレータに対し,短期育成が可能となる。-6-(1) 藤本隆宏,能力構築競争 日本の自動車産業はなぜ強いのか,中央公論新社,2003年(2) 特願2017-024257IoTをやみくもに導入し,大量のデータ収集をする前に,まずIoTを活用する場所を特定し,その範囲の中で本手法を用いてIoTを導入し,順次拡大していくことで投資効果も向上し,かつ生産性向上に寄与できると考える。また,オペレーションの形式化の新手法は,ソフトウエア要件の洗い出しにも活用できると考える。さらに,ベテランエンジニアが何を見て判断しているかを明確化することで,ソフトウエアロジック開発の精度が向上し,その生産性にも寄与できると考える。7.まとめ
元のページ ../index.html#8