図2 シミュレータの外観奥が訓練生ブース、手前が指導員卓図3 訓練生ブースの運転席・コンソール操作レバー、ボタン類の位置は、研修センター実機と同じ配置に設計した。左が制御状況表示用、右が模擬視界表示用。模擬視界の視点は、中央のジョイスティックの操作で自由に定められる。図4 指導員卓のディスプレー重視したのは、実機との連携、ハードウェア構成、ソフトウェアの汎用性、クレーンモデルの対応能力、天候の変化等に対応できること等でした。以下、設置したシミュレータの主な仕様構成と、「研究委員会」における検討の視点について報告します。2.1 ハードウェア構成(1)訓練生ブース(幅2.9m×奥行3.2m×高2.9m)① 左右コンソール(スイッチ類を配置)② 電動式3軸動揺装置(縦・横・ピッチ)③ 模擬視界5面④ 音響装置及び通話装置(指導員と通話)(2)指導員卓① 制御装置状況表示用ディスプレー訓練生の操作状況をリアルタイムにモニタリングする。-16-② 模擬視界状況表示用ディスプレー訓練中の模擬視界を任意視点でリアルタイムにモニタリングする。③ プリンター④ 通話装置(訓練生と通話)(3)電子計算機① ホスト( 指導員卓システム用) 1台② 指導員卓模擬視界生成用 1台③ 訓練生ブース模擬視界生成用 5台④ スペックCPU:Intel Core i7メインメモリ:8GBHDD:250GB2.2 ソフトウェア構成(1)運転モデル① ガントリークレーン揚程2種類(レール面上:39.5m、46.5m)② レールスパン:30m③ アウトリーチ:46m④ スプレッダー:20/40/45ft(2)船舶モデルコンテナバージ、フィーダー船、パナマックス船及びポストパナマックス船の4種類。
元のページ ../index.html#18