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作成することなどを行う。また,必要に応じて【公共交通機関の利用】も実施する。 訓練は,視覚障害者と歩行訓練士が個別対応で実施する。 家庭生活や職場生活を送るうえで,お茶やコーヒーなどを入れる,電話をかける,衣類を見分ける,化粧をする,買い物をする,料理をする,洗濯をする,アイロンをかける,衣類の整理などさまざまなものがある。これらの動作に対して,1)視覚以外の感覚の活用,2)補助具の活用,3)今までの習慣的行動の変更などにより,視覚障害者が身辺処理や家事動作を一人でできるようになるための訓練が日常生活動作訓練である。 文字を読む・書くという文書によるコミュニケーション手段を確保するために,点字・パソコン・デジタル録音機器などの代替手段の習得がコミュニケーション訓練である。パソコンは,Windowsパソコンの画面情報を読み上げるソフト(以下,スクリーンリーダー)とキーボード操作による視覚障害者向けメールソフト,音声ブラウザ,ワープロソフトなどの各種ソフトの使い方の訓練を行っている。 また,録音図書ネットワーク「サピエ」の利用方法なども実施している。 見やすい環境を整え,その環境を有効に活用できるようにする訓練がロービジョン訓練である。コントラストを強めた補助具や障害の程度に応じた眼鏡,医療用サングラス(遮光眼鏡),ルーペ,拡大読書器などの光学的補助具を紹介し,日常生活上での効果的な活用方法について助言を行っている。 上述した種々の訓練をより円滑に,かつ個別支援の一環として面接による相談や情報提供を適宜行っている。技能と技術 2/2014-40- 自立訓練は昭和58年から開始しており,平成26年3月までに約850名の利用があった。訓練終了後は就労移行支援事業所の利用,あん摩マッサージ指圧師養成施設等への進学,自宅復帰などである。 自立訓練を受けることにより,自立した生活を送ることが可能となる。 センターの就労移行支援は,企業などに事務的職業,または企業内マッサージ師(以下,ヘルスキーパー)として一般就労を希望する視覚障害者に対し,パソコン操作の習得,模擬面接の実施,面接試験への同行など求職活動支援,就労後の定着支援を行っている。 事務的職業就労希望者に対しては,パソコン操作として、マイクロソフト社のワード,エクセル,アウトルック,パワーポイントなどのビジネスソフト,ブラウザなどをスクリーンリーダーとキーボード操作による習得訓練を実施している(写真1)。 訓練は,操作説明文が書かれたファイルと練習問題で構成された教材を使用している。また,録音データの文字化の練習も行っている。これらのパソコン操作技能を証明するため,センター利用者を対象に公的資格試験を実施している。また,電話応対などをはじめとしたビジネスマナーなどの訓練も実施している。2.2 日常生活動作訓練2.3 コミュニケーション訓練2.4 ロービジョン訓練2.5 相談,および情報提供2.6 利用実績3.1 事務的職業への就労を目指す方写真1 パソコン操訓練室3.就労移行支援

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