2/2013
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 下位コントローラーは,情報端末や市販マイクなどの上位コントローラーからの指令により,テーブルを上昇下降制御する。上位と下位コントローラーの通信方式は,対象者との相談した結果,無線方式を採用することとした。さまざまな無線方式を検討し,対象者へ提案した結果,平成25年度は,Bluetoothによる通信方式による上位コントローラーの開発を進めている。 図13に下位コントローラーの概要(ブロック図)を示す。 音声認識モジュールと制御マイコン間は,シリアル通信でデータを送受信する。 上昇下降テーブルは,DC24[V]リレーによる単相モータで制御されているため,制御マイコンからの上昇下降信号をフォトカプラで絶縁し,DC5[V]リレーでDC24[V]リレーを制御することとした。 対象者は,「上」で上昇,「下」で下降する機能さえあればよいので,表示部のLCD(2行16文字)による動作確認は不要な機能である。しかしながら,自宅での下位コントローラーの動作確認および音声認識結果(認識成功,認識失敗,誤認識)を判定するため,対象者に説明し機能追加している。 表示部の赤色LEDは,上昇中に点灯する高輝度LEDである。また緑色LEDは,下降中に点灯する高輝度LEDである。ブロック図に記入していないが,電源投入時に点灯するフルイルミネーションLEDも追加している。 この下位コントローラーは,テーブル裏に取り付ける予定なので,コンデンサマイクと計3個のLEDは別モジュールとして机の上に置くこととした。下位コントローラーとモジュールは,柔軟なセンサケーブル(4芯AWG28)で接続する。 表4に下位コントローラーの主要部品の仕様を示す。 図15に回路図を,図16に下位コントローラーを示す。項目音声認識モジュール電源部コントローラーPIC16F88,HSモード20[MHz],I/O 16点,表示部(LCD)秋月通商 SD1602HULB-XA,16×2行,出力部-28-4.1 下位コントローラーについて4.1.1 ハードウェア図12 音声認識システムのイメージ図13 下位コントローラーのブロック図技能と技術 2/2013表4 主要部品仕様等マイクロテクニカ社製 SR-MOD100 5,250円,コンデンサマイク付属,UART通信,3種類の音声認識モード図14 SR-MOD100DC9[V]2.3[A]を三端子レギュレーターで5[V]に降圧UART800円フォトカプラ 東芝製 TLP521-4リレー オムロン製 G2RL-2,DC5[V],2a2b×2

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