8.職業大東京校のシステムについて9.大学校では,さらなる内容の訓練が必要8.1 システムの概要図11 システム概要1/20108.2 構築システムと指導・訓練について9.1 敷設角度と変換効率9.2 パネル温度と変換効率図12 角度と発電量の検証装置モジュールの建材型の出現により,建築施工技術と電気工事技術のコラボレーションの必要な時代に入りつつある。 次世代構造物での,省エネルギーやクリーンエネルギーの進展には両者の技術的知識が重要であることがうかがえる。 構築したシステムは,モジュール12枚程度の極小規模(1kW程度)である。 したがって,売買電を行わないシステムとして,太陽光発電の電力はすべて蓄電池に蓄え,その電力をインバータでAC100〔V〕に昇圧して,夜間の校内用電力(防犯灯3灯,負荷NO1~NO3)に利用し,僅少であるが省エネを実現している。 また,一部(負荷NO4)はソーラ設置の建物内への供給電源である。 電力容量も小さく,更には独立したシステムであることから,設置に関する手続きは全く必要としない。 このシステムの詳細については,第17回職業能力開発研究発表会で発表しているのでその稿を参照されたい(予稿集P133-134)。① 発電モジュールの敷設実習が可能である。② 関連する電気工事の実習が可能である。③ 各機能要素を電気・電子系の総合製作の課題として,企画,設計,製作,稼働まで行える。④ 常時稼働しているから,保守点検の大切さを教授できる。⑤ このシステムでは,構築過程での各種申請手続,電力企業との連系運転の立会い等は経験できない。したがって別途これに関連する模擬教材を用意する必要がある。 モジュールの「照射光とエネルギー変換効率について」要旨を既述した。このエネルギー変換効率は,モジュールの敷設角度(受光角度)により大きく変動する。 モジュールの敷設角度と発電量のデータ収集は重要な情報である。 エネルギー変換効率は,モジュール温度に大きく影響を受ける。光エネルギーによりモジュール内に生成されたキャリアのモビリティの変動が主因である。5ソーラ発電パネル負荷均等化回路発電量表示システムバッテリーシステム負荷NO1DC-AC インバータ−1DC-AC インバータNO2−2DC-AC インバータNO3−3DC-AC インバータ−4出力切換装置NO4
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