1/2010
32/61

表1 無線通信と可視光通信の得失 表1 無線通信と可視光通信の得失図1 試作機の構成 2.試作機1.はじめに 沖縄職業能力開発大学校内間 安幸・喜屋武秀昭溝口 正大・石本 直幸⑴ 試作機1(アナログタイプ)⑵ 試作機2(PWMタイプ)研究ノート302.試作機  本試作機は空間的に離隔した2点間を可視光によ りデータ送信する装置の試作である。その際,確認 用のデータとして音楽データを利用した。図1に本変換された音楽データを送信する。その空気中を伝試作機の構成を示す。本試作機は音楽プレーヤーか搬した光をフォトダイオード等の光受信デバイスにらの信号を回路1,光送信デバイスであるLEDにより受信し、回路2により音声信号に変換する。そより光信号に変換し,その後空気中に可視光に変換の信号を回路3で増幅し、スピーカーより可聴可能された音楽データを送信する。その空気中を伝搬しな音声に変換する。本試作機の通信用光線は緑色を採用し、電源電圧は携行機器を目的に9V乾電池た光をフォトダイオード等の光受信デバイスにより(006P型、6LR61型)を採用した。以下に、二種類受信し,回路2により音声信号に変換する。その信の試作機について示す。 号を回路3で増幅し,スピーカーより可聴可能な音(1)試作機1(アナログタイプ) 声に変換する。本試作機の通信用光線は緑色を採用試作機1は図2の回路により音声信号を電気信号し,電源電圧は携行機器を目的に9V乾電池(006Pに変換し、送信デバイスであるLEDにより空間へ可 型,6LR61型)を採用した。以下に,2種類の試作機について示す。 試作機1は図2の回路により音声信号を電気信号に変換し,送信デバイスであるLEDにより空間へ可視光信号として送信する。その可視光信号を図3のフォトダイオードで受信し,回路により可視光を電気信号へと変換する。その電気信号を図4の回路により増幅し,スピーカーにより音声として出力する。 試作機2は音声信号を図5の回路によりPWM信号へと変換する。PWM信号とは,波高値が一定で技能と技術 沖縄職業能力開発大学校 内間安幸 喜屋武秀昭 溝口正大 石本直幸  近年,パソコンと周辺機器間との接続や家電間の1.はじめに 接続が,無線LANやBluetooth等の無線技術を利用することによりコードレス化が進んでいる。これら近年、パソコンと周辺機器間との接続や家電間のの無線技術は回析現象を原因とする信号漏洩が問題接続が、無線LANやBluetooth等の無線技術を利用となっている1)。そこで,回析現象がなく,信号漏することによりコードレス化が進んでいる。これら洩が少ない可視光通信が注目されている1)。の無線技術は回析現象を原因とする信号漏洩が問題となっている1)。そこで、回析現象が無く、信号漏 可視光通信は2006年に認可された電力線搬送通信洩が少ない可視光通信が注目されている1)。 (PLC)の最終端通信デバイスとしてや,空港や大 可視光通信は2006年に認可された電力線搬送通規模商用施設においての情報伝達ツールとして応用信(PLC)の最終端通信デバイスとしてや、空港や大規されている。無線と可視光通信の得失について表1模商用施設においての情報伝達ツールとして応用さに示す。可視光は信号漏洩の防止,通信経路の可視れている。無線と可視光通信の得失について表1に化が可能であることが長所である。これは通信にお示す。可視光は信号漏洩の防止、通信経路の可視化けるセキュリティの向上だけでなく,利用者の心理が可能である事が長所である。これは通信における的抵抗感にも配慮が可能である。短所としては,遮セキュリティの向上だけでなく、利用者の心理的抵蔽物により可視光が遮断された場合,それによる通抗感にも配慮が可能である。短所としては、遮蔽物信の遮断や通信範囲の限定などがあげられる。により可視光が遮断された場合、それによる通信の われわれはこの可視光を利用したトランスミッタ遮断や通信範囲の限定等が挙げられる。 を試作した。トランスミッタとは信号を送り出す電 我々はこの可視光を利用したトランスミッタを試作した。トランスミッタとは信号を送り出す電気的気的な送信機,送話機のことである。な送信機、送話機のことである。 本試作機は空間的に離隔した2点間を可視光によ可視光を利用したトランスミッタの試作 可視光を利用したトランスミッタの試作

元のページ  ../index.html#32

このブックを見る