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写真10 柱の頭繋取り付け写真11 壁材の取り付け写真12 コーチスクリューの取り付け写真13 桁の取り付け写真14 梁の取り付け写真15 母屋・棟の取り付け写真16 野地板の取り付け20写真17 完成4.5 実大ログハウスの考察◆含水率◆作業用足場◆壁施工法(落とし込み)写真18 背割の変形図2 乾燥収縮と変形写真19 脚立足場 部材の加工については,1年次の標準課題において木造2階建てを建設した経験から,施工図や墨付け・加工法は十分把握しているので,安全面を特に注意して行った。また,リーダーや各自の作業分担を明確にし,常に作業工程や施工法の確認を行うよう心がけた。 学生6人での工程は,壁材加工(3日),土台・梁・小屋加工(4日),柱加工(2日),仮組調整(1日),墨出し・レベル調整(1日),土台・足場組立(1日),柱・壁・小屋組立(2日),屋根・床組立(1日)で,15日間での施工となった(写真10~17)。 搬入時の含水率は平均75.72%であったが,建て方時には平均45.83%となり,約1ヵ月で30%ほど低下していたが繊維飽和点の含水量を超えていた。今後も乾燥して気乾状態の15%前後になると,収縮して乾燥割れを生じるが,背割りを施しているため,背割り部が広がることになる(写真18)。背割りの開きによる押し上げが考えられることから,柱と壁をコーチスクリューで900mm内外に固定している(図2)。乾燥させた間伐材を使用すると,軽量になり施工時の負荷が少なくなり精度も向上するが,その分手間や経費がかさむことになる。 今回の足場は,2方向を枠組足場とし,残りの2方向を脚立足場として,素人でも作業が可能かどうか検証することとした。物置等の小屋を想定しており,軒高さを2,300mm程度としているので脚立足場でも作業は行うことができるが,小屋組作業の安全には十分に注意を払う必要がある。 桁行方向は,頭つなぎ材(45mm角)で固定して仮筋かいを用いて柱を垂直に立ててから壁材を落とし込んだ(写真20)。最上部から落とし込むと作業性が悪いため,中段から斜めにして叩き入れ,水準器で確認しながら作業を進めた(写真21)。技能と技術

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