1/2010
10/61

充電電流︵%︶充電電圧︵V/セル︶切替器蓄電器№1蓄電器№2充電装置10.5 理想的な充電方法の検討図21 多段定電流充電法図22 充電システムの参考図8一例を示したものである。 図22は,非常用電源の蓄電池充電システムを参考として書き変えたものである。 構築システムの充電方法は,ソーラパネル間での負荷均等化回路を設けているが,フローテング充電方式(a)に等価で,蓄電池に対し理想的な充電・放電環境を構成していない。 既述の電池特性を考慮した,充電・放電のシステム構築が課題である。これは,トリクル充電方式(b)と等価な方法で,充電装置ブロックに多段定電流の機能を持たせることにより可能である。 また,この回路ついても,すでに検討中であり一部試作回路を作成中である。② 極小規模(5kW以下)のシステムの検証。  極小規模太陽光発電システムについても,得られたデータをもとに提案し,ソーラ発電普及の一助に反映したい。 遠隔地でのモニタ・操作に向けて,インテリジェントハウス化の対応である。 住宅内電気機器の操作がネットワーク技術でできる時代に入っている。この技術はクリーンエネルギー普及と省エネルギー化とともに,今後,急激に発展する技術と推察する。 現システムの発電量,充電状況,放電状況をネットワーク化で遠隔地端末からモニタできるシステム構築展開を考えている。 4年前,次に予想される教育・訓練を察知され,ソーラ発電モジュールを検討材料とし与えていただきました前東京校校長,長俊夫氏に心より敬意を表します。 尚,継続した研究にご指導ご支援をいただいております現東京校校長,佐藤伝一氏を始め東京校の教職員の皆さまに感謝申し上げます。19995.社団法人電池工業会 資料11.1 指導・訓練への展開① 技術者育成教材の開発。  大学校で得られた諸事項と企業で使用しているセミナーテキストも含め総合的に検討を行い,実習を取り入れた教材の開発を進めたい。11.2 今後の実践研究としての展開<参考文献>1.NTTファシリテーズ発刊の各種資料2.太陽光発電協会発行の各種資料3.3佐久市のソーラモデル事業資料4.通信用二次電池の充電方法,市村,堀江,高野,NTT資料 技能と技術2.52.00充電時間(t)入力DC蓄 電 器(a)フローテング充電方式入力DC(b)トリクル充電方式0100セル電圧充電電流インバータ負荷インバータ負荷11.まとめ12.終わりに

元のページ  ../index.html#10

このブックを見る