カリキュラムシート
分類番号 A605-013-A
訓練分野 | 電気・電子系 |
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訓練コース | 実習で学ぶディジタル制御電源の実際 |
訓練対象者 | 電子機器システムの設計業務に従事する技能・技術者等であって、指導的・中核的な役割を担う者又はその候補者 |
訓練目標 | パワーエレクトロニクス回路設計の新たな品質及び製品の創造をめざして、高付加価値化に向けた電源設計実習を通して、従来の電源回路とディジタル制御電源の比較を行いながら、それぞれの特徴と役割を理解し、ディジタル制御電源の開発技術を習得する。 |
教科の細目 | 内容 | 訓練時間(H) | うち実習・ まとめ(H) |
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1.コースの概要及び留意事項 | (1)訓練コースの概要説明 (2)受講生が有する専門的能力の確認 (3)安全上の留意事項 |
0.5 | |
2.ディジタル制御電源の概要 | (1)ディジタル制御電源が必要となった背景 (2)ディジタル制御電源のメリットとは (3)ディジタル制御電源の構成要素 (4)設計に必要な知識 |
1 | |
3.DC-DCコンバータを理解する | (1)従来型のDC-DCコンバータについて (2)DC-DCコンバータのアルゴリズム (3)伝達関数でDC-DCコンバータを表現してみる (4)フィードバックループの評価と回路の安定性 |
2 | 1 |
4.ディジタル信号処理とコントロール部の設計 | (1)データのサンプリングについて (2)ラプラス変換からZ変換を考える (3)開発環境と設計手順およびプログラミング手法について (4)ディジタルコントロール部の設計 イ.PWM制御部 ロ.AD変換部 ハ.AD変換部からPWM変換部まで (5)動作確認・評価 |
4 | 2 |
5.総合課題 | (1)ディジタル制御電源を設計する イ.回路の仕様について ロ.パワー回路部に使用される部品について ハ.DSPエンジンの仕様と使いこなしのテクニック ニ.PID要素のディジタル信号処理とプログラミング (2)ディジタル制御電源の実機検証と評価 イ.PI制御によるディジタル制御電源 ロ.PID制御によるディジタル制御電源 ハ.総合ループ特性の検討 |
4 | 4 |
6.まとめ | (1)実習の全体的な講評および確認・評価 |
0.5 | 0.5 |
訓練時間合計 | 12 | 7.5 |
使用器具等 | DSPエンジン搭載マイコン、ディジタル制御電源実習ボード、オシロスコープ、電子負荷、周波数特性分析器 |
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養成する能力 | 新たな品質の創造又は製品を生み出すことができる能力 |
改訂日 | 2020.09 |